カバルカカイリュー+ゲンガーガッサスイクン[ポケモンXY、シングル]


シングルレーティングが1950を超え(1963)、64人規模(48人の逆SEED)の無制限大会で優勝できたので、先日公開したバンギガブよりは優秀なPTかと思う。
やはり実際に潜ってみて構築を組むと違う。ただ、まだ環境が固っていない状態なので、改善の余地はあるはず。ベースとしては悪くないはず。
スイクンの場所はなかなか定まらず、最初はパルシェン、次にヒードラン、最後にスイクンといった形で落ち着きました。バンギガブを公開した1月2日のあとから使いましたが、最高レートを達成したのはスイクンにしたときだし、大会に出て優勝したのもスイクンのときなので、スイクンが安定するのかなという感じ。


<解説>

カバルドン@オボン しんちょう 215-132-139-*-136-67
じしん ステルスロック あくび ほえる

かなり以前に育成したしんちょうカバルドンを輸送してきた。物理受けとしての役割ではなく、起点作りを行ってほしいのでしんちょうオボン。
ワンパンで沈むことは全くなかったが、流石にメガリザYのオバヒとかは諦めるしかない。ソーラービームを打たれたことはありますがそちらは耐える。
5世代時代の基本調整そのままだが、まだ仮想敵の指数もはっきりしていない現状なので問題ないと思う。
ちなみにしんちょうDぶっぱでもひかえめメガリザYの晴れオバヒは乱数でしか耐えられないので意識しすぎるのはおすすめしない。
ステロももちろんだが、砂で相手を削れるのも美味しい場面が多かった。
相手のフシギバナや初手のガッサ(テクニ前提)を気にせず展開できたり、ニャオバシャガルーラのような欠伸を使った起点パ同士の戦いで少し有利になるラム、あるいはカゴも一応持ち物候補。
追記:初手のカバルドンが挑発をもらうとかなり試合が厳しくなってしまう。なので技構成の中に岩雪崩を入れてもよい気がする。というのも挑発を打ってくるゲンガー、ギャラ、ボルトロスあたりが浮いており、地震が通らないからである。ただ起点作りの3技は全てないと不安が大きいので個人的にはメインウェポンをいじるのが良いと考える。ちなみに地震採用の場合は上記の配分ではなく、Sを最遅ギルガルド抜かれまで下げて保険ギルガルドを意識するようにしたほうがよいと感じた。
追記の追記:岩雪崩じゃなくて岩石封じも覚えるので後続の動きやすさも考慮してそちらもよさそうだ。
ちなみに使って見ましたが岩石封じいいと思います。 相手の舞でSがあがるのを防げるのが優秀



ルカリオルカリオナイト ようきAS
インファイト しんそく かみくだく つるぎのまい

PTのエース。起点を作って1度舞うとなかなか止まらない。S112+A種族値145からの適応力インファは驚異的で、半減だろうとAが上がっていればゴリ押しがきくレベル。
技構成に関してはかなり迷うところ。まずバレットパンチしんそくでは、できるだけしんそくを採用したい。ステロ+舞しんそくファイアローボルトロスゲッコウガ等などの低耐久を縛れるのは魅力的。
それより難しいのがかみくだくの枠だ。この技があることでインファが通らないゴーストやエスパーへの打点が得られる。ただし、ギルガルド相手にはキングシールドとの択になりやすいし、舞っていても落ちないことが多い。さらにヤドランやクレセリアは落としきれない(ただし相手からの攻撃ワンパンで落ちることもないのでもう1舞できる状況もあるのだが)。
体感としてはギルガルド入りのPTがかなり多く、ヤドランクレセの突破を諦めて地震を採用するという手もある。ただし、それだとゲンガーへの打点も失ってしまうのでバレパンを採用することになるだろう。
「インファ バレパン つるぎのまい じしん」という技構成も1つの形としてなくはないが(ちなみにバレットパンチトゲキッスやピクシーへの打点にもなる)、かみくだく地震になったときの対応範囲の狭まりや、しんそくの利便性を捨てるのは嫌だったのでかみくだくしんそくで使用していた。
ちなみにここまで全て物理型前提の議論で、特殊型はどうなのかという話だが、個人的にメガルカの最大の強みは適応力インファイトの火力による押しの強さだと考えているので視野にいれていない。
ちなみに正義の心。悪技へのあとだしで火力があがったり、バルジーナなどのイカサマで火力があがるので、舞と合わせて+3の火力で押せるというメリットがある。
バレパン採用の場合はエアスラを起点にできる通常特性もよさそうだ。


カイリュー@いのちのたま いじっぱりAS
竜の舞 げきりん じしん しんそく

思った以上の活躍を見せてくれた球カイリュー。砂一回+ステロダメージが入ったマリルリを1舞じしんで倒せる。1舞球じしんでH振りギルガルドを余裕をもって倒せる。多少Bに振られていても大丈夫。
ルカリオが倒されるスカーフの地面技や格闘技を起点にでき、非常に相性がよい積みアタッカー。
ルカリオとあわせた高火力による負担掛けや、先制技での潰しができる。ちなみにルカリオと同じくステロ+1枚しんそくボルトロスを縛れる。
ジュエルがないし、あっても1.3倍という話なので持ち物には迷ったが、球でよかったと思う。じしんの火力が上がるメリット、しんそくの火力が上がるメリット、メインウェポンであるげきりんの火力があがるメリット全てがある。フシギバナを意識してラムやゴーグルもありだが、突破力と引き換え。ただおにびが飛んでくる可能性を考えるとラムも有力候補。弱点保険は使って見るとわかるが以外と発動機会がなく勿体ないし相手の行動次第になってしまい安定しない。球以外ならラム。
ちなみにカバルカカイリューという選出をした際砂ダメは大丈夫なのかという話だが、カバルドンで起点を作ってルカリオで展開したあとにカイリューで舞う流れの場合大体砂は止んでいる。カバからカイリューというパターンでも、5世代のころよりカバルドンへのマークが薄めなおかげで、カバルドンであれこれしてるうちにターンが経つことが多かった。そもそも砂が舞っていても、1手目は竜舞から入ることが多いので砂はそれほど気にならない。
起点を作らなくても戦えるので裏3体との同時選出が楽。


ゲンガー@ゲンガナイト おくびょうHS
シャドーボール みちづれ ほろび みがわり

後述するガッサスイクンとの相性が非常によい。初めはカバルカカイリューの3体を固めた時点で襷が余っており、先発としての安定感があり、選出パターンを増やせそうな襷ガッサを入れようと考え、フシギバナを初めとした相手の草ポケを処理する駒としてメガゲンが使えることに気が付いてペアで決定した。
キノガッサフシギバナが対面している際に、相手は草タイプに効かないねむりごなややどりぎよりも、ヘドロ爆弾を選択する場合が多く、後出ししやすい。スイクンもノイクンなので同様。
後出ししたあとは、メガよみ地震の警戒も考慮し、まずメガシンカせずにみがわりを張ることが多い。HSならばメガにならなくてもバナの大半の攻撃に対してみがわりが残せる。
(もしやどりぎを選択された場合はすぐにメガシンカしてほろびを撃つ。そのターンに逃げられても次にキャッチできる。もし粉を選択された場合も、まずメガシンカして次にはキャッチできるようにする)
そこで引かれた場合は状況によって滅びをうつかシャドボを撃つかを決める(ここでメガシンカ)。ほろびを歌ったターンにカウント3なのでみがわりを2回張ればカウント1になり、次に交換すれば相手を破滅させられる。
相手がそのまま突っ張った場合はみがわりを維持しつつシャドボで押せそうなら押して、できればみがわりを残しつつ倒す。みがわりが残せそうになくて滅びでもっていけそうな場合は滅び、相手にこちらへの打点があり、滅びびでは間に合わなさそうな場合はみちづれで処理する。
ポケモンではフシギバナの他にビリジオンブリガロンキノガッサなどの処理が行える。ちなみに後出しからのみちづれでしか対応できない場合も多い。ただその場合でもキノガッサスイクンの負担はかなり減るので動かしやすくなる。
草ポケ以外でも、ほろびやみちづれを活かして相手を確実に葬ることができるので汎用性は高い。ガルーラなどの処理も可能。
滅びゲンガーの技候補としてまもるがあるらしいが、攻撃技は打ちたい場面がなんやかんやあるし、道連れは汎用性が高く、使う場面が多かったので、個人的にはこの構成がベストに感じた。
もちろんだが対受けループ要因としても使える。
シャドーボールでガブが確定2発あるいは高乱数2発になるまでCを振るのも一考。
毒ノイクンが苦手な耐久系の積みポケを抹殺する役割もある。
ルカリオとの同時選出はそれほどないが、相手にメタモンが居る場合は同時選出してインファを透かしたりした。
追記:最後の1枠をシャドーボールにするべきと考える根拠として、受けループを崩す際滅びをうってもふきとばしてくるエアームドへの打点になるということもある。
追記2:相手の残りが2体でこちらが2体以上残っている場合、場合対面の相手をシャドーボールで倒してラスト1体に追い込めば、滅びかみちづれで確実に勝てる状況になることがあるので意識しておくとよい。


スイクン@食べ残し おくびょう S全振り H実数値205調整
まもる みがわり どくどく ねっとう

最後まで迷った枠。できるだけギルガルドとまともにやり合えて欲しい。当たったギルガルドが弱点保険特殊型ばかりで、剣の舞は考慮しないことにした。まもるをはさみながら熱湯を撃てば比較的有利。
クレセドランや受けループを見る駒の1匹。瞑想型ではないが最悪ゲンガーで1体を処理すれば相手の面子を残り2匹まで減らせるので、そうなるとかなり有利に戦える。
それ以外のPTの何に対して役割をもっているのかと言われると難しいが、高い耐久でどくまもみがができるというだけでも選出しやすい。瞑想型の方が受けループ崩しは確実だし、メガバナにも対抗し得るが、相手を確実に状態異常にして削りを行いたい場合場合、毒の利便性は魅力的なのでこちらを採用。れいとうビームのないスイクンなのでPT全体での対ガブ性能が落ちる。草やガルーラが苦手なので、裏にゲンガーがいると心強い。
ちなみに最近は天然ピクシーなるものがいるらしく、毒を刺すことができる。
今作から砂ターンが5ターンなのでカバとの同時選出も普通にできる。前の記事のノイコウのところでも書いたが、ノイ系は相手の交換を誘うことが多いのでステロとは合っている。


キノガッサ@きあいのたすき いじっぱりAS
マッハパンチ タネマシンガン きのこのほうし がんせきふうじ

胞子は弱体化したが、岩石封じの強化によって襷を活かした先発としての性能は健在。
先発で出しやすいPTは相変わらず多いが、胞子が効かない相手やガルーラがやはりやっかい。そのための後続ではあるのだが。
引かなければならない対面になった場合、あるいは他のポケモンのほうが先発が安定する場合は上記のポケモンたちを使ってPTを削ったあとに確実に止めを刺すために温存する。
相手のPTによっては第5世代のように襷ガッサ+カイリュールカリオ(5世代では大体ハッサムだったが)という対面重視の選出も強い。
格闘タイプのくせにガルーラに勝てないところには触れないでほしい。


<まとめ>
カバルカカイリュー、ゲンガーガッサスイクンの他にもガッサカイリューリュールカリオ。ガッサスイクンカイリューあたりをはじめそこそこのパターンで選出できる。
書きたいことは大体個別解説に書いたのでそれほど書くことがない。
ガルーラ入りにはカバ軸の選出をするか、ゲンガーを後ろに置くかしたい。
相手にフシギバナが居る場合、カバルカカイリュー選出の場合はゲンガーを入れずに押していくことが多いが、ガッサスイクンで選出する場合はゲンガーの選出が必須。
ギルガルドも苦手だが、回復技があるわけではないので、弱点保険を意識して、スイクンのようなポケモンでじわじわ戦うか、カイリューの舞じしんで1撃で落としたい。
また、カバルカ選出の場合はカバもギルガルドには強めで、ルカリオも1舞してステロが入ればH振りギルガルドを乱数でもっていける可能性がある。ただ、しんそくで最後の止めが刺せないあたりやっかいなポケモンである。
フォルムチェンジの関係でカバルドンのSを最遅ギルガルド抜かれまで落とすのもなくはない。他のポケモンの候補として、みがわりオバヒウルガモスも考えたが、只でさえガブに弱めな裏選出が更にひどいことになりそうなのでやめておいた。更にスイクンの場所がウルガモスだと(めざ地以外なら)対クレセドランや受けループへの対応力も下がりそう。
今作ではレート2000超えの報告も結構あるみたいなので1963も自慢できるレベルとは思わないが、5世代の頃から選出時間やターン毎に制限時間のあるレーティングは苦手で(今作ではフレ戦でも時間制限があるが)、それは今作でも同様だったが、その中でレート1900を超えられたのは割と嬉しい。

<結果>
なるほしさんの大会優勝(64)
あーちゃんさんの大会優勝(32)
シングルレーティング1963
もみじさんの大会優勝(64)
エンペルトさんの大会7位(128)


<雑記>
ポケムーバーが出てからの年末年始の1週間はがっつりポケモンをやって、PTを考えたり対戦するの楽しいなって感じました。
しかし、リアルの事情を無視するわけにはいきませんし、結果はどうあれ自分で納得できる生き方をしないと楽しい事を純粋に楽しめなくなってしまうと思います。
なので今後しばらくはプレイ時間は最低でもムーバーが出る前のポケモンをしていない頃と同じくらいにし、構築が浮かんでも自分では組まず草案をブログに書く程度にんると思います。
言うだけなら簡単だろって感じですが、モチベのない頃はしばらくゲーム触らないとかはまあ普通だったので無理ではないと思いますしとりあえず宣言してやってみます。
ニコ生は普通に見ると思います。やはりリアルで孤独だと寂しい気持ちがあって人の声は聴いていたいときが多いです。
ツイッターは今でも見る時は減っていますが、今後も事情がかわらない限り同じだと思います。人との繋がりがないのは寂しすぎるのでそれなりには続けます。
カバルカ カバルカカイリュー カバルカリオ ゲンガーガッサ スイクンガッサ

今年度もよろしくお願いします!