サンダーサーナイト構築[シングル63]



景品で投げガルーラを数匹頂けて在庫に余裕がでてきたので努力値を振って使って見たいと思い組んだ。
投げガルーラは抜き性能ではなく役割破壊とサイクル回しにおける削りの役割が特徴的なポケモンかと思ったい、普段使い慣れていないようなタイプのPTに挑戦した。
サイクル回しを行うPTではありますが、相手の起点になって詰む状況になるのは嫌なので、高耐久によって受け続けるのではなく高火力で削って先制技やスカーフ持ちで安定的に終盤の掃除ができる構築を目指した。
レートにはもぐっおらず、対戦は数回の大会ぐらいではあるが、PTの運用方法や強みは確認できたはず。
結果的には以前少しレートに潜った際に使ったボルチェンサンダー+サーナイトをベースとしたものに落ち着いた。
どちらかといえばサーナイトの活躍が目まぐるしかった。

<個別紹介>

サンダー@ゴツゴツメット ひかえめ 実数値197-*-134-160-110-123(努力値振り間違えてます)
ボルトチェンジ ねっぷう どくどく 羽休め

実質的にはPTの軸に近い存在となっている。ボルトチェンジを活かしてサーナイトをはじめとした高負担をかけるための後続を安全に繰り出していく。
当初はめざ氷の個体だと思って育成したので努力値振り間違ってるはず。ガマゲロゲにめざパを打った際に草だと気が付いてどくどくに変えた。
耐久型相手で後続も出し辛い時にどくどくを入れられる場面はそれなりにあったので不正解ではなかった。
ガブリアスの相手が難しくはあるが、げきりんを打った際にサーナイトのみがわりの起点にしたりということを考えるとそこまで致命的ではないかも。
ただグライオンに打点が無くて負けた試合もあるのでめざ氷のほうが運用しやすそう。
後述するサーナイトナットレイハッサムに対して無力であり、これらに対して圧倒的な安定感を持つこのポケモンサーナイトと並ばせるにはベストと考える。
上に書いたように安全な繰りだしや、竜技を誘う点からこちらの面からもサーナイトとの並びは優秀。
マリルリに対するケアを行うポケモンの1匹でもあり、A+6アクジェは耐えるはず。過労死に注意。
ずぶとい個体はなかった


サーナイトサーナイトナイト ひかえめCS振り 特性トレース
ハイパーボイス サイコショック めざめるパワー地面 みがわり

活躍度合いはかなり高い。
サンダーのボルチェン、ハッサムのとんぼがえりなどから安全な繰出しができると特に強さが活きる。
初手で出しやすそう、あるいは初手での不利相性を後ろでカバーできる場合、キノガッサの胞子が後攻で入った場合なども積極的に出す。
有利対面を作ってハイパーボイスで負担をかけたり、みがわりを張って打ち分けをしたりする。
めざめるパワーはクレセドランに強くなる地面がよいと思う。サンダーとの同時選出が多いのでめざ炎の仮想敵はカバーできていることが多い。
また、クレッフィに対してサンダーの後攻ボルチェンからいたずらごころをトレースしてみがわりを張るといった対応ができるので、そういう意味でもそのあとの打点になるめざ地推奨。
ちなみに特性をトレースにしておくと対クレッフィだけでなく、ヒードランに対する後出しがしやすい(サンダーやハッサムが炎技を誘うので)ゆえに、めざ地と特性トレースはセットと考えてもよさそう。
めざ地のみだとヒードランの体力が少し残るので注意が必要だが眼鏡ラスカノ以外では基本的に打ち負けないので警戒しすぎる必要はない。
キノガッサ、サンダー、ガブリアスが龍技を誘うのでみがわりを残す機会を作りやすく、またクレセリア等に大きくアドバンテージをとっていきたいのでみがわりは有用だった。
尚、クレッフィに対してみがわりを張るときはいたずらごころ維持+Aを上げてイカサマで身代わりを割らせないためにメガシンカせずに行う。
メガシンカ後のS種族値が100であることを考えると火力を削って臆病にするメリットも大きいかもしれない

ハッサム@こだわりハチマキ いじっぱり 実数値155-200-120-*-100-108
バレットパンチ でんこうせっか とんぼがえり つばめがえし

S無振りのクレセリアやFCロトムフシギバナを抜けるすばやさ。一応いじっぱりASマリルリを抜いて上からバレットパンチを打てる。
マリルリ要因としては心もとないが、ガブリアスの龍技以外は基本的にマリルリに隙を与えないうえにサンダーでもケアできるので問題ない。
本来の役割は有利な相手に出して全体的に削りつつ最後に一貫性ができたところで先制技で安全に勝ちを拾いにいくこと。
ローブシンヘラクロス、ミラー相手に打てそうなつばめがえし、バレットパンチを半減する相手にうつ電光石火を採用。
ゲンガーやバンギラスへの対抗要因として活きる場面が多く、中速が多くなりがちなPTには合っているポケモンだった。
BOXに丁度居たのでこの個体を使ったが、ようきS振りのマリルリフシギバナに技を一発撃つことや、この耐久でもAぶっぱのメガヘラクロスインファイトは厳しいので上からつばめを撃つことを考えるとSぶっぱのほうがよい気がする。


ガブリアスこだわりスカーフ いじっぱりAS振り 特性さめはだ
げきりん ストーンエッジ じしん ドラゴンクロー

積みアタッカーへのストッパー兼終盤の掃除役。高火力で受け出ししてくる相手にも大きくダメージを与えるサーナイトや、ゴツゴツメットやサイクル回しでダメージを蓄積させるサンダー、先制技でガブリアスと同じように一貫をとりやすくする動きができるハッサムなどと相性がよく、PTに電気技耐性を違和感なく取り込める。
マリルリに隙を作ると厄介なので出す相手や選択する技は適切に選びたい。
メインウェポン2つの他はボルトロスリザードンを叩くストーンエッジ、単発で竜技が出せるドラゴンクローを採用。
ストーンエッジは2割外れるので正直あまり打ちたくない。


ガルーラ@ガルーラナイト おくびょう H84 B20 C100 D52 S252 投げなのではやおき
ちきゅうなげ れいとうビーム シャドーボール みがわり

メガ枠のもう1匹だがサーナイトと比べると選出機会が少なかった。
しかし、ちきゅうなげによる削り性能は高く、壁張りしようが関係なしに100ダメージを与えられるというのは心強い。
初手ガブに対しては一番安定するポケモン。ガブやランド始点の起点構築に。
ガルーラでクレセを誘って倒し、裏のガブが動きやすくするのにも有用。
努力値振りはよく目にする基本的な振り方。


キノガッサきあいのタスキ ようきAS振り テクニシャン
キノコのほうし マッハパンチ タネマシンガン がんせきふうじ

ここまで決めた時点で襷が余っており、負担掛けと掃除がどちらも行えて初手の出しやすさがありカバルドンラグラージのような起点作りポケモンの対策枠も兼ねられる時点でこのポケモンで決定。
初手で1匹倒す能力に長けていることに加え、隙を見せがちなバンギラスドリュウズ、ガルーラ等をマッハパンチで大きく削れる。
メガゲンガーに対してがんせきふうじが安定するように性格はようき。
出して役に立たなかった試合はなかったのでどんなPTに入れても優秀なポケモンだなと思った。


<まとめ>


固定的な選出というのは特にないが、サンダーを中心に2匹というのが多くなる。
先発はキノガッササーナイト、ガルーラ等が多い。
上で並びについても記述したが、この手のPTはどうしても受け回しが不可能なパターンが出てきたりするものなので、初手とそのカバー役は意識して後は刺さっている(あるいは出しやすい)ポケモンを選出して有利対面でただただ殴るのが強い場合も多い。
サーナイトが想像以上の活躍で特殊ポケモン相手なら大体有利なので、サンダーサーナイト+1というのも多くなりがちだった。
キノガッサ サーナイト +ガブリアスorハッサム といった1匹キノガッサで削って、そのあとに相手の出すポケモンに合わせてこちらも2体目を出して残りの2体を削って掃除する選出もある。
使い回しもあるので、もう少し修正し得る点がある。(サンダーにめざ氷を入れる、ハッサムの振り方など)

<大会結果>
ライトさんの大会優勝
シグナさんの大会3位(スイスドロー 4勝1敗)
ライトさんの大会準優勝(64)
ヒポグリさんの大会準優勝(32)
みくみきさんの大会準優勝


他にも2つか3つほど大会に出たが、2回戦までで負ける事よりはそれなりの上位で負けることのほうが多かったので、勝率はそれなりかと。
レーティングには潜っていないのでどの程度かは不明